未来Magic

「頭ごちゃごちゃになってきた。お風呂入ってくる」
「…了解。んじゃ、俺も。露天風呂行けば?」
「はいはい」
というわけで、露天風呂に行くことになった。

「いろいろありすぎなんだよ…」
独り言を言いながら、お湯に浸かる。

「ブラックプリズンか…。どうなっちゃうのかな…」
そう呟くと、隣の男湯の方から声がした。

「分か…っ…る。でもまだ覚醒してない…待…くれ」
途切れ途切れしか聞こえなかったけど、それが來の声だってこと、すぐ分かった。
覚醒?待つ?…どういうことだろう。
私のことなのかな?
わけわかんないよ…。
どうすればいいの…?

いろいろ考えているうちに、暑くなってきたから露天風呂を出た。

「來、もう今日は疲れちゃった、寝るね…」
「…じゃ、俺も。お休み」
「…お休み」

その後1回寝たけど、話し声に目を覚ました。
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