銀の竜の蜜恋
「我の1人旅に着いてくる気か?」
目の前で1ミリたりとも通さないとでも言いたげなラインに聞くと
「もちろん、君ひとりでなんて行かせられないよ危ないだろう?」
………どこの世界に竜を襲う盗賊やハンターがいるだろうか?
この世界で一番強いのは竜である、
人間ごときに倒される竜はまずいないだろうに何が危ないのだろうか
ラインの頭が危ないのではないだろうか?と思ったのは内緒だ
「我はひとりで旅したいのだか………いやもういい気のすむまで着いてくればいいのでは?」
そう言うと嬉しそうに微笑むライン
旅の仲間がひとり増えた瞬間だった