銀の竜の蜜恋
とりあえず、この有り余る好奇心を押さえられない私は探検家を気取って、この土地勘もない所を探検することにした
…30分後
後悔した、
いや現在進行形で後悔しています
前に前にひたすら前に進んだはずなのに、私の目の前にはさっきの神秘的な湖があった
おかしい…おかしすぎる!どうなってんの~!?
サクッサクッサクッ
サクッサクッサクッ
「な、なんの音?」
此方に近づいてる気がする…か、隠れる場所!!
早く隠れないと…私の脳内には見つかった時の最悪な展開が猛スピードで再生されていた
ゴキブリのごとく、バタバタと訳もなく手足をふりひたすら隠れる場所を探している途中で見つかってしまったらしい
突然後ろから抱きしめられた
「……見つけた、我の蜜人よ」