俺様彼氏とあたしの未来。
【亜香里】



蓮司があたしの頭押さえけながらキスをしてくる。



溶けそう…。



最近仕事続きで会わなかったせいかな?



長いキス。



もっとしてたい…。



「終わりー。」



そう言ってあたしから離れる蓮司を見て、少し寂しくなる。



「何その顔。」

「えっ!?」

「もっとしたいならそう言えよ♪」



蓮司の意地悪な笑顔には勝てない…。



「もっと、したい…。」

「超ワガママ♪」



そう言いながらもキスしてくれる蓮司。



あたしは夢中になって、蓮司の服をギュっと掴んだ。



「もう我慢できねぇ。」

「教室じゃ…。ムリ!!」

「ムリじゃねぇ。誰もこねぇし。」

「帰るまで待って、ねっ?」

「何の仕打ちだよ。」

「当たり前の事だし!!」



渋々離れた蓮司は不満そうに机に座った。



「今から何の競技?」

「あたしと蓮司が出る競技は残り1個!!カップル指令レースだって…。」

「何だよそれ…。」



< 13 / 423 >

この作品をシェア

pagetop