俺様彼氏とあたしの未来。
【蓮司】



亜香里はすげぇな…。



「亜香里…。」

「ここでやめたら蓮司がアメリカ行った意味ナイもん…。」

「ん…。でも、サヤとは今回限りにするから。」

「そんなムリしないでよ…。」

「ムリじゃねぇよ。俺を誰だと思ってんだ?」



亜香里は俺を見上げて泣き顔で笑った。



「久しぶりに聞いた。」



サヤなんかと組まなくても俺は上までのし上がってやるから。



ごめんな…。



「キスくらいくれてやるもん!!」

「は!?」

「あれは挨拶だよ…。」

「ん…。」

「心はくれてやんないもん…。」



俺の背中に腕を回して強く抱きついてくる亜香里が愛おしくてたまらない。



「蓮司のばかぁぁぁ!!」

「ごめん…。」



今日はバカって言われてもいい。



俺はマジでバカだと思うから…。



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