俺様彼氏とあたしの未来。

【亜香里】



もう暗くなってた…。



蓮司から逃げる事、約１時間…。



いつまで続ける気!?



ここは丘の上の公園らしく、遊具がいっぱいあって、小さいあたしは遊具をうまく使って蓮司から逃げてる…。



何の為に？



蓮司の言うことなんてろくな事じゃないでしょ!?



「蓮司!!いつまで続けるの!?」

「亜香里が俺に捕まるまで。」

「そんな…。」



言うこと聞かなきゃいけないじゃん!!



それからも10分程逃げ回って…。



「もうだめ～…。」



力つきた…。



「チビゲット♪」

「はぁはぁはぁ…。」

「亜香里、こっち。」



息切れしてるあたしの手を引いて歩きだした蓮司が連れてきてくれたのは、夜景が見える場所。



「すごい!!」

「すごいな♪」



そこにはベンチもあって、座りながら夜景が見れるようになってた。



ベンチに座って蓮司と夜景を見る。



「亜香里、俺に捕まったから俺の言う事聞けよ。」

「はぁ…。軽いのにしてね？」