俺様彼氏とあたしの未来。
【蓮司】



今俺がいるのは若者が集まる街。



車から人間観察。



いないいない。



おぉ、黒い奴がいる。



基本的になしかな…。



他に若者がいる所は…。



我が母校に行こうじゃないか!!



そう思い立った俺は、亜香里と出会った高校へ車を走らせた。



相変わらずの学園長は、俺とのツーショット写真で許可をくれた。



何故か俺の横には黒縁メガネのモサい生徒会長。



ただ黙って俺の後ろをついてくる。



1つ1つクラスを観察。



いねぇなぁ…。



昼休みに屋上からグランドにいる奴らを観察。



「ど、どうですか?」

「へっ!?」



後ろから会長に声をかけられて一瞬ビビった。



こいつ存在感薄すぎんだろ…。



「いないね。帰ろうか…。」



んんん?



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