俺様彼氏とあたしの未来。
【亜香里】



あたしは家に帰って蓮司の雑誌を10冊ほど袋に詰めた。



これどうするんだろ…。



重い袋を引きずって渉君の車で撮影現場に急いだ。



「蓮司は亜香里を何だと思ってんだか…。」

「本当だよ…。でも色々頼まれると少し嬉しかったりするんだよね。彼女以上の存在になれたような…。」



そう思ってるのはあたしだけかもしれないけどね?



凛は車の中でひたすら蓮司の悪口を言ってた。



なんだかんだでついたスタジオ。



渉君は興味津々で中に入っていった。



「蓮司、持ってきたけど…。」

「おぉ!!ありがと亜香里♪」



おっと…。



蓮になってる。



だからってこんな所で抱きしめないでよ…。



「相変わらずだね亜香里ちゃん。」

「あ、高木さん♪蓮がいつもお世話になってます。」

「はははっ♪すっかり嫁さんみたいだな!!」



いやぁん////



何て照れてるあたしに、キツイ一言。



「バカか。」



急に蓮司に戻んないでよ…。



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