俺様彼氏とあたしの未来。
【蓮司】



龍真は撮影が終わった時にはもう目が違ってた。



俺に向かって『かっこよかった!!』って言う姿は期待に満ちてたからな。



「あ、あの…。」

「ん?」

「僕も蓮さんみたいになれるんでしょうか…。」



それは無理だな。



「まぁやる気次第では渉くらいにはなれんじゃね?俺を越えることはできねぇけどな♪」

「僕なんかが変われるんでしょうか…。」

「自信を持たなきゃ変われねぇよ。俺が変えてやるのは外見だけ。中身はお前次第だ。」



それから龍真は俺にいろいろ聞いてきた。



緊張しなきゃ普通に喋れるみたいだな。



車を走らせて、着いたところは龍真の家。



龍真が先に中に入って親に説明しに行った。



「えっ!?龍、言ってる意味がわからない…。蓮って?あの蓮?」



龍真のお母さんと思われる人の声。



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