俺様彼氏とあたしの未来。
亜香里は一口飲む度にキスしてくる。



「今日はかなり余裕だな。」

「余裕だよ。蓮司はあたしにメロメロ~になるのぉ♪」



何かの作戦だったわけ?



でも今日はその作戦に乗ってやろうじゃん。



「じゃあもっとメロメロ~にしてみ?」



亜香里は更にキスしてくる。



俺ってバカだ…。



作戦と分かっていながらのめり込んでしまう。



「早く飲んで?」

「何で?」

「瓶が邪魔だから。」



こんな亜香里は初めてだ。



かなりの勢いで俺の体にアルコールが回る。



それとも亜香里が俺の体に回してる?



ビールを飲み終えた俺は、亜香里に瓶を取り上げられた。



コトッとテーブルに瓶を置いた亜香里は、立ち上がって俺の手をひいてベッドルームに向かった。



完全に亜香里ペースだ…。



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