俺様彼氏とあたしの未来。
【蓮司】



『おかけになった番号は電波の届かない…』



何回かけても機械的な女の声…。



亜香里がキレた…。



帰らなかったのがマズイ?



でも俺にはここまで来た記憶がない…。



亜香里からの電話で起きると、恭一の部屋のソファに寝てた。



シャワーの音が聞こえるって事は恭一はシャワー中か?



それより亜香里!!



何であんなにキレてんだよ…。



しばらく携帯を見つめてたら、何ともセクシーな姿の恭一が頭を拭きながらバスルームから出てきた。



「水をくれ…。」

「おぉ。」



恭一にもらった水のペットボトルを開けて一気に半分くらいまで飲んだ。



「恭一…。亜香里がキレた。」

「ウソォ!?亜香里ちゃんが!?」

「電源も切られててマジヤバイ…。」



落ち込む俺を余所に、恭一はタバコに火をつけた。



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