俺様彼氏とあたしの未来。
今日の仕事は午後から。



きっと亜香里は今から大学だ。



急いで帰っても意味がない…。



「俺にもタバコくれ…。」

「珍しいな。はい。」



中学時代に興味本意で吸ってた時期はあったけど、俺はそんなにタバコが好きじゃない。



でも世の中の喫煙者の言うことを信じて吸ってみた。



ストレスは発散されるのだろうか…。



恭一の吸ってるメンソールのタバコが俺の体に入って行った。



煙と一緒に溜め息を吐き出した。



始めてタバコがうまいと感じた瞬間だった。



「謝れば?」

「何で。」

「帰らなかった蓮司が悪い。」

「はぁ…。」



やっぱり俺が悪いのか…。



でも結婚してるわけじゃねぇし、俺って束縛されんの大嫌いなタイプだから。



素直に俺が折れるわけねぇじゃん。



あぁ…。



俺って性格悪すぎんな。



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