俺様彼氏とあたしの未来。
正直に言うと、亜香里が待つマンションに帰りづらかった。



帰ってくんなって言われたし…。



俺の手がまたタバコに延びる。



このまま喫煙者になるんだろうか。



でも少しイラツキが解消するような気分になる。



「どんな女だった?告って来た奴。」

「カワイイ人ですよ。でも僕の内面じゃなくて外見しか見てない感じでした…。」

「そんな女これから山の様に出てくるぞ。お前って好きな女いねぇの?」

「えっ////」



俺はこういう龍真が好きだ。



素直でウソがつけないような。



なのに俺って亜香里を怒らせるし、自分が悪いと思っていながらも謝れない。



素直に生きるってすげぇな…。



その後に、龍真を学校の寮に送ってからマンションに帰った。



まだ21時前…。



確実に気まずいよな…。



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