俺様彼氏とあたしの未来。
【蓮司】



亜香里とはほとんど会話をしないままベッドに入った。



俺の着替えもさりげなく用意してくれてた…。



俺ってまだまだガキだよな…。



亜香里の髪を撫でた。



あ、久しぶりに亜香里に触った…。



俺は亜香里がそばにいることが当たり前過ぎてて、他の事にばっかり目を向けてた?



亜香里は絶対離れて行かない。



そう思い込んでる俺がいた。



婚約なんてもんはいつでも破棄できる。



ここ最近、亜香里にずっと寂しい思いをさせてたのかもしれない…。



でも、素直になれない俺は、軽く亜香里の額にキスをしてから眠りについた。



心の中では謝ってる。



ただ言葉に出来ないだけ。



俺ってプライド高すぎるし…。



いつも自分勝手なのも分かってる。



ごめんな亜香里…。



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