俺様彼氏とあたしの未来。

【亜香里】



朝起きると蓮司は隣にいなかった。



仕事か…。



顔を洗う為に洗面台に立ったら、見事に腫れてる目。



一気に大学に行く気がなくなって、ココにご飯をあげてからベッドに逆戻り。



蓮司とケンカしただけで何も手につかない。



何もしたくない…。



あたしの生活って蓮司で回ってるんだ。



気付けば蓮司の事ばっかり考えてるよね…。



それだけ蓮司の存在が大きいって事か…。



あたしは眠くもないのにベッドから抜け出す気になれずに、凛にメールを送ってから目を閉じた。



蓮司に抱きしめてもらいたいな…。



いっぱいキスしていっぱい抱きしめて？



蓮司が足りなくて潰れちゃいそう…。



電話でもいいから仲直りしたいよ…。



あたしは、暖かい布団の温もりに包まれて二度寝と言う深い眠りについた。