俺様彼氏とあたしの未来。

【蓮司】



「寂しかった…。」

「ん。ごめん。」

「最近抱きしめてもくれなかったし…。死にそうだったよ…。」

「もう寂しい思いはさせないから。亜香里もちゃんと口に出せ。」

「はい…。」



寂しかったか…。



マジ悪いことしたよな…。



「亜香里、この服撮影用だから鼻水つけんなよ。」

「何で今の雰囲気でそんな事言うの～!!」



亜香里の笑った顔も久し振りに見た。



本当に反省…。



飲みに行くのは当分控えよう。



「仕事行かなくていいの？」

「まだいい。もう少し亜香里といる。」

「でも…。」

「俺を誰だと思ってんだ？少しくらい撮影ストップさせるくらいで誰も俺に文句言えねぇよ。」



何て言ってっけど戻ったら平謝りだ。



とことんダサイ俺…。