俺様彼氏とあたしの未来。
【蓮司】



携帯のアラームが鳴ったから起きてみたら体が重い。



亜香里は隣にはいなくて、キッチンで何かしてる音が聞こえた。



何かヤバイ…。



寒気がハンパなくする。



それでも俺は仕事が休めない。



「おはよ…。」

「おはよ♪」



あぁ…。



フラフラする…。



「亜香里、風邪薬ある?」

「何!?風邪ひいたの!?」

「ぽい…。」



亜香里に止められながらも仕事に出た。



近場なのが唯一の救いだ。



「渉、今日早めに終わらせたいんだけど…。」

「風邪?顔色悪いよ先輩。」

「おぉ…。疲れてんのかも…。」



薬を飲んでからモチベーションを上げようにも上がらない…。



「ちょっと休憩していいで…。」

「ちょっと先輩!?危ない!!」



立てねぇ…。



最悪だ。



渉に体を支えられながら俺の意識がなくなった。



< 286 / 423 >

この作品をシェア

pagetop