俺様彼氏とあたしの未来。
「渉~!!いつまで休んでんだ!!お前の番だぞ!?」

「マジ!?今行きます!!」



渉君もこのまま終わらせるのはもったいない…。



今日は雑誌の増刊号の企画の為に、いろんなモデルさんがいっぱいだ。



その中でも蓮司は別格の貫禄。



でも謙虚でワガママは言わない。



そこが大好き♪



「蓮さん。」

「はい?って翔太かよ…。愛想振り撒いて損した。何?」



翔太君に会うのは久しぶりだった。



暗い顔の翔太君。



急に蓮司の前に正座した…。



「生意気言ってすいませんでした。」

「は!?やめろよこんなとこで!!」



焦る蓮司に土下座する翔太君。



そりゃあ当たり前ながら注目されるわけで…。



「頭あげろって…。」



小さい声で翔太君を宥めるような優しい声の蓮司は、翔太君の腕を掴んで立たせた。



背中を押しながら『ちょっと…。』と言いながら外に出ていってしまった。



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