俺様彼氏とあたしの未来。
予定より早く終った仕事のおかげで、俺は珍しく夕方に帰宅できた。



グレイと亜香里が仲良くキッチンに立ってる。



ヤキモチ…。



「お帰り蓮司♪早かったね♪」

「ただいま。キスは?」

「グレイがいるのに出来ない…。」



恥ずかしがり屋な亜香里だから、グレイがいたらキスすらできねぇ!!



「蓮司、亜香里に肉じゃがの作り方教えてもらったぞ♪」

「よかったな。肉じゃが作れんなら一人で住めんじゃねぇか!?」

「一人は寂しい…。」



切ない顔のグレイを見て少し可哀相になった。



異国の地に来て一人は寂しいよな…。



仕方ねぇか…。



グレイとは結構気が合うし、亜香里に手を出さなければいいと思ってしまった俺がバカだった…。



グレイがいたらイチャつけねぇじゃねぇか!!



< 334 / 423 >

この作品をシェア

pagetop