俺様彼氏とあたしの未来。
そして、やっと迎えたこの日。



俺の作った白無垢を着た亜香里が、袴姿の俺の隣に立ってる。



そして三々九度とかってやつをやらされて、聖徳太子みたいな人が白い紙を振り回してる。



「何で神前式なんだよ…。」

「蓮司がこんなキレイなうちかけ作るから…。」



マジ有り得ねぇ…。



教会でしたかったのに…。



「蓮司、これ読んで!!」

「は!?こんなの読めねぇから!!何て読むんだよ…。」



神主さんに渡された紙は、さっぱり読めない誓いの言葉…。



かなりごまかしながら読んだ。



やっぱり納得いかねぇ!!



「これが終わったら教会でもう1回やるぞ。」

「えっ!?できるわけないじゃん!!」

「俺を誰だと思ってんだ!?」

「そうだった…。」



親とか親戚は呆れてたっぽいけど、んな事は関係ねぇんだよ。



教会じゃなかったら俺が作ったあの長いベールはどうすんだっつーの!!



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