俺様彼氏とあたしの未来。
「1時間経った。亜香里、南ちゃんと代われ。」



あたしと蓮司は後ろの席に移動して、運転席には恭君。助手席には南ちゃんが乗った。



何か新鮮♪



「寝る?」

「寝る♪」



あたしは、後部座席で蓮司に寄りかかって眠ろうとする。



蓮司は香水のいい匂いがする…。



「亜香里?」

「ん?」

「膝枕しろ。」

「いいよ♪」



あたしは車の窓側に寄りかかって蓮司を膝枕した。



「最近の先輩、亜香里ちゃんにベッタリだね♪」

「離れがたいんだろ。」



そんな会話が聞こえたような、聞こえないような…。



凛に起こされた時には別荘についてた。



「蓮司、起きて?」

「キスしてくれたら起きる。」

「みんな見てるんですけど…。」

「気にすんな。」



そう言って蓮司の手があたしの頭に伸びてきた。



「「わぁお♪」」



この男は恥じらいがナイのだろうか…。



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