俺様彼氏とあたしの未来。
あたしはきっと暗い顔をしてる…。



「亜香里。」

「何?」

「顔に出し過ぎ。」

「だって…。」

「6月には帰ってくんだから。な?」



最近の蓮司は優しい…。



意地悪だけど優しい。



「行くぞ。今日は亜香里にビックリしてもらうから。楽しめ♪」

「うん♪」



蓮司の車に乗ってどこかに連れて行かれる。



行き先を言わないのなんていつもの事だし。



あたしは何も考えずに蓮司に従ってる。



「着いた♪」

「ここって…。」

「ペットショップ♪」



あたしは考えるヒマもなくお店の中に強制連行。



「かわいい~♪蓮司!!この犬マジかわいい~♪」

「亜香里って猫派じゃねぇの!?」

「猫派だけど犬も好きだよ~♪」



ついついはしゃいでしまう…。



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