forever love *


次の日、学校に行くと成実はいなかった。


寝不足で頭が痛い。


「ちょっと…いい?」


罰の悪そうな顔で来た耕平くん。

あたしたちは教室を出て、人の少ない駐輪場の方へ向かった。



「本当に悪かった。」


「…もう、いいよ。」



本当はすごく嫌だったけど、こんなに頭を下げられて他に言うことなんてない。


「キスなんかして…、怒ってないの?」


「だから、もういい

「何?その話。」



あたしの言葉を消すかのように低く落ち着いた声がうしろから響いた。


ポケットに手をいれて、壁にもたれるようにしていたのは圭くん。


「どういうことだよ?」



圭くんはあたしにではなく、耕平くんに詰め寄った。


「悪い。」


耕平くんはただただ頭を下げている。


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