forever love *
佐藤はそのまま俺らの前から離れた。
その瞬間、俺はあすみを抱きしめた。
「圭くん!ここ廊下だよ!みんなが見る!恥ずかしいよ!」
俺の腕の中で騒ぐあすみ。
「いいよ何だって。
俺は恥ずかしくない。
あすみがいれば何だっていい。」
「圭くんの制服にあたしの涙つくよ…」
「どーぞ」
「ついでに鼻水も…」
「どーぞ」
「ついでによだれも…」
「好きだよ」
「そんな!不意討ち…」
俺が体を離したら真っ赤な顔をしたあすみがいる。
「好きだよ、あすみ。」