forever love *
手をつなぎながら帰る帰り道。
「違うクラスの子に聞いたんだけど…アクセサリー屋さんで何買ったの…?」
無言の圭くん。
ピタッと足が止まったかと思うと、
「気づいてよ…」
とつぶやいた。
圭くんの首もとや耳、手を見てもひとつもアクセサリーなんてない。
すると、あたしのブレザーのポケットを指差した。
「?」
手をいれてみると…
「指輪だ…」
「ペアリング。誕生日プレゼントだよ。
仲直りした日にこっそり入れたのにあすみ全然気づかないから。」
「けーいーくーん!!!!」
あたしは思わず抱きついた。