forever love *


文化祭の準備がはじまった。


男は外で大道具を作って、女は教室で衣装と小物づくり。


作業をしてると俊司が横にきた。


「なぁ、圭ってさ、やっぱあすみのこと好きなんでしょ?」


「なんだよ急に。」


「急にってわけじゃねーよ。
お前の超直球のアピールにはさすがの俺も気づいたし。
つか誰もが気づいてるだろーよ。」


…誰もがってことはねーだろ。
と思いながらも、


「うん、好きだよ。」


と答えた。

──って、


「何で俊司が顔赤くしてんだよ!!」


「いやそんなどストレートに好きだよなんて言われたら俺…!」


「お前に言ってねーから!」


多少もめたあと、俊司は、


「まぁ、頑張れよ。
あいつ、すっげーーーにぶいし、トラウマあるし。
何よりモテるからなー。」


と言っていた。


トラウマ…?

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