forever love *


「おーい!あすみがジュース買ってきてくれたぞー!」


耕平くんがそう叫ぶとみんなの目がこっちに向いた。


あたしは耕平くんのうしろから思わずピース。


すると安藤くんと目があって、こっちに向かってきた。


「全員分買ってきたの!?」


驚くように言う安藤くん。


「うん。あ、でも途中で耕平くんに会って持ってきてもらっちゃったけど。」


「……耕平くん?」


「あ、池内くんのこと!」


「耕平くんなんて呼んでたっけ?」


「いや?さっき呼びはじめたの。」


あたしがそう言ったら安藤くんはいつもと違う、少し不機嫌な顔になった。


「…何?やきもち?」


と冗談であたしが笑って言うと、安藤くんはまっすぐあたしの目を見て


「うん、妬いた。」


と一言言った。


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