君音(短編)



そして、時間は刻々と迫り・・・
ホームパーティが
始まったのでした。


~~~~~~~~~~



ピンポーン♪




「はい!おお、吉田、今野!
今ちょうど作ってるとこだ。
上がれよー」




「おう!おじゃましますっ。
ほら、啓(けい)もちゃんと
挨拶しろよ~??」




「吉田あ~、
この子が啓クンか。
やっぱ赤ちゃんは、かわいいなっ」




「こんにちわっ!
ぼく、啓ですっ。5歳!」




な~んて。
外でかなり盛りあがってる。




あ、あの啓クンって子、
めちゃくちゃかわいい!




あたし、子供好きなの♪






でもなあ~、どんどん
人多くなってきたなあ。






「あれ、君が娘の未奈実ちゃん?」




・・・・変なおっさんに話しかけられた。





「あ、ハイ。そーですけど」




「衣里奈ちゃんにそっくりだね!
僕は、君のお母さんの
同級生だったんだ。
やっぱ、衣里奈ちゃんの
娘さんだけあって、
美人なお嬢さんだね」



何・・・コイツ。




頭、バーコードでハゲてて
めちゃくちゃキモいけど・・・
・・・・・・・いいこと言うじゃない♪



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