君音(短編)
・・・・決めた。
あたしは、この男の
火照った腕をつかんで、
支えながらあたしの部屋に
いれようとした。
放っておいたら、
階段から落ちて
死ぬかもしれないし。
(↑いや、ソレはないだろ)
・・・・にしてもー・・・・・
酒くっさあ~;;
すると、アイツが急に
ふらついたから、
空いてるもう片方の手で
アイツの体を支えた。
「あ~・・・ダルっ」
そうしたら、アイツの顔が
あたしの肩にちょうど乗っかった。
熱い息があたしの首にかかって、
思わずドキッとした。