君音(短編)
「いいのよっ!!
あたしはー、理想が
高いんだから!!!
こんなとこに、あたしの
タイプの男が現れる
訳なんてないのよっ」
あたしのクセ、
いつも言い訳するとこ。
「またいってる。
ま、姉ちゃんのことだから
俺には関係ないし?」
「あーうるさいうるさい!
早くどっかいけー!!」
傍にあったありったけの
クッションを大河に投げる。
「あんたこそ、真美(まみ)←大河の彼女。
ちゃんとどうなのよ?」
・・・・投げたクッション、
一つも当たらなかった。
ちぇっ。
あたしがそういうと、
にや~ってキモイ笑顔で
「明日で4ヶ月★
明日日曜日だし、
デートする予定」