あたし×あいつ
桜井くんは微笑んで、あたしの目の前に腰をおろした。


「...天音が泣いてる理由分かった??」


あたしは静かに首を横にふった。

『何でかな...。あたしが優華に頼ったら優華はいっつも話を聞いてくれるの。でもね、あたしが優華の話を聞いてあげようとか思っても、優華絶対に話してくれないの』


「天音にもきっと何かあるんだよ。」


『...うん。』





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