無口な彼が残業する理由 新装版

夢のステージまで、もう少し。

丸山くんや青木はもちろん、課長や部長、社長や専務までもが応援してくれたこの企画。

諦めるわけにはいかない。

「今日中に、もう一度乗ってくれそうな企業を洗い直します」

絶対に、見つけてやる。

「わかった。俺も今まで当たった企業に連絡してみる」

「よろしくお願いします」

私は深々と頭を下げた。

この企画の協力企業はすでに新サイト開始に向けて動いてくれている。

ここで立ち止まるわけにはいかないんだ。

絶対に成功させなきゃいけないんだ。

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