【完】君しかいらない
朝になり、今日こそはバイトに行こうって思って、準備をしてた。



「愛梨、今日もバイト休んでいーよ」


「ううん、もうヘーキ…」


「顔色悪いし!ダメダメ、寝てなくちゃ」


お兄ちゃんに押しきられ、あたしは布団に戻ることに…。


困ったぁ…。


今日もまた一人でいるのは…辛いな。


お兄ちゃんが出て行ったあと、


なんだか物凄い虚脱感に襲われる。








「はぁ…」


出るのは、ため息ばっかり。


あたし…暗い。


ついこの前までは、辛かったけどまだ色んなことを頑張ろうって思えてた。



だけど今は…


なにをするのも億劫で、全然楽しくないや…。


あたし…どうかしてる。


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