【完】君しかいらない
暗くてよくわかんねぇな…。
どこか、とてつもなく狭い空間にいるのは間違いない。
手を伸ばして触ってみると、周りの壁はヒンヤリとして冷たかった。
ケータイを掴んだものの、だんだん手に力が入らなくなってきて結局なにもできないでいると、次第にどこからか明るい光が指し始めた。
耳鳴りより大きく、鳥の囀りが聞こえ、車の音も聞こえてくる。
…朝が来たんだな。
それにしても、夏なのにな…
寒くて、寒くて…体がどんどん冷えてくのがわかる。
痛みは限度を越えて、もうなにも感じなくなった。
…なんかまた、眠い……。
どこで意識を失ったのか、それさえわからない。
俺はそのあともまた……昔の夢を見続けていた。
どこか、とてつもなく狭い空間にいるのは間違いない。
手を伸ばして触ってみると、周りの壁はヒンヤリとして冷たかった。
ケータイを掴んだものの、だんだん手に力が入らなくなってきて結局なにもできないでいると、次第にどこからか明るい光が指し始めた。
耳鳴りより大きく、鳥の囀りが聞こえ、車の音も聞こえてくる。
…朝が来たんだな。
それにしても、夏なのにな…
寒くて、寒くて…体がどんどん冷えてくのがわかる。
痛みは限度を越えて、もうなにも感じなくなった。
…なんかまた、眠い……。
どこで意識を失ったのか、それさえわからない。
俺はそのあともまた……昔の夢を見続けていた。