【完】君しかいらない
「う~ん、俺の仲間にいたような、いないような……」



「トボけてもムダよ?女に貢がせるような男なんて、ロクなヤツじゃないってアンタから司に言っておいて。

男は稼いでナンボよ!!」



「ハハ……会ったら言っときま~す」








その前に、どんな女かこの目で確かめとかねぇとな。



「……で、司ちゃんの写真……」



「なにに使うの?」



「俺……司ちゃんが好きなんです。だけど俺とは写真撮ってくれねぇから……」



演技、演技。



そしたら女の目がパァッと輝いた。



「ま~、そうなの?ヤンキーは嫌いだけど……アンタはいい顔してるから、特別に認めてあげる」



「あざーっス!!」



この顔に生まれてよかった!



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