【完】君しかいらない
「そっか、そっか。兄貴にさ、いいとこ紹介してもらって……そこ、かなり美人率が高い!!」



「あっそ……興味ねぇ~」



「奏太…変わったよな」



「そぉか?」



「残念だな~…たまに兄貴に会員証借りて行くんだけどな?

ハタチ以上だから…奏太とか、誤魔化しきくヤツじゃねーと誘いにくい」



ハタチ以上って……さっき、女も言ってた。



まさか……な。



ドンピシャだとしたら、俺ってかなりツイてる。








「会員制のクラブ……それって、moon?」



期待を込めて、聞いてみた。



すると……。



「お~、そうそう!知ってんの?さすが奏太」



おおっ!!



俺ってすげー!!



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