【完】君しかいらない
スルーされたけど、まぁ…いっか。
病み上がりだもんね…。
いつものあたしなら、もうっ!って言うところだけど、あたしもそこは流した。
「うん。安元くんは……」
安元くんは、スウェットを着ていて、学校に行くっていう格好じゃない。
「見てのとーり。今日は休む。今はコンビニに朝飯買いに行ってきたとこ」
「朝飯って…お母さんは?」
「俺の看病疲れで、入院交代」
「…ええっ!?」
「ウソだって。昨日まで親戚が病院近くに泊まって、俺の見舞いに来てたから、今朝はその見送り」
「なぁんだ…びっくりしたぁ…」
「他人の家のことだろ?そんな驚くか?」
安元くんは、相変わらシレッとしてる。
入院中はボーッとしてることが多かったけど、
この感じは、前と同じだよね。
そう思うと…
元気になってきたって、思ってもいいのかな…。
病み上がりだもんね…。
いつものあたしなら、もうっ!って言うところだけど、あたしもそこは流した。
「うん。安元くんは……」
安元くんは、スウェットを着ていて、学校に行くっていう格好じゃない。
「見てのとーり。今日は休む。今はコンビニに朝飯買いに行ってきたとこ」
「朝飯って…お母さんは?」
「俺の看病疲れで、入院交代」
「…ええっ!?」
「ウソだって。昨日まで親戚が病院近くに泊まって、俺の見舞いに来てたから、今朝はその見送り」
「なぁんだ…びっくりしたぁ…」
「他人の家のことだろ?そんな驚くか?」
安元くんは、相変わらシレッとしてる。
入院中はボーッとしてることが多かったけど、
この感じは、前と同じだよね。
そう思うと…
元気になってきたって、思ってもいいのかな…。