【完】君しかいらない
目隠しをされ、車内に鳴り響く重低音や、男たちの騒ぐ声だけが聞こえてくる。
「おい、司。そいつが変なマネしたら、すぐに教えろよ」
「うん……わかってる」
ドスの効いた男の声のあとに、女の声が聞こえた。
さっきからずっと聞いてる感じだと、運転席と助手席、そしてその近くから男の声が聞こえてきて、
会話の感じだと、男は3人しかこの車に乗ってなさそうだ。
そして、フラットシートになってるのか俺が転がってる頭上から、女の声がした。
さっきコンビニに入ってったスレンダー美女の声は聞こえてこない。
……2台に別れた?
それとも、実はこの車に乗ってるのか……。
いちかばちか……
自分の勘に、頼ってみようと思う。
「おい、司。そいつが変なマネしたら、すぐに教えろよ」
「うん……わかってる」
ドスの効いた男の声のあとに、女の声が聞こえた。
さっきからずっと聞いてる感じだと、運転席と助手席、そしてその近くから男の声が聞こえてきて、
会話の感じだと、男は3人しかこの車に乗ってなさそうだ。
そして、フラットシートになってるのか俺が転がってる頭上から、女の声がした。
さっきコンビニに入ってったスレンダー美女の声は聞こえてこない。
……2台に別れた?
それとも、実はこの車に乗ってるのか……。
いちかばちか……
自分の勘に、頼ってみようと思う。