【完】君しかいらない
「愛梨せんぱ~い、俺のとなりね!」
「コラ~、吉田!愛梨先輩のとなりはあたしだよっ」
後輩たちがあたしの取り合いをしている。
「キャ~、やめて」
「愛梨ちゃ~んは俺のモンだから~!」
1年生の後輩くんが、あたしにしがみついてくる。
黒髪で、ちょっとつり上がった目がチャームポイントの1年生。
すごく人懐っこいところが、なんとなく奏太くんに似ている。
「やめなさいよねー。愛梨先輩、あたしとふたりで撮りましょうね!」
「俺も!俺が先!!」
「ちょっと、もー!!みんな、卒業式まだだから……早く体育館に行かせてよね!」
こういうことでジタバタするあたしは、去年とあまり変わっていない。
「コラ~、吉田!愛梨先輩のとなりはあたしだよっ」
後輩たちがあたしの取り合いをしている。
「キャ~、やめて」
「愛梨ちゃ~んは俺のモンだから~!」
1年生の後輩くんが、あたしにしがみついてくる。
黒髪で、ちょっとつり上がった目がチャームポイントの1年生。
すごく人懐っこいところが、なんとなく奏太くんに似ている。
「やめなさいよねー。愛梨先輩、あたしとふたりで撮りましょうね!」
「俺も!俺が先!!」
「ちょっと、もー!!みんな、卒業式まだだから……早く体育館に行かせてよね!」
こういうことでジタバタするあたしは、去年とあまり変わっていない。