【完】君しかいらない
「ううん、今はいないの。好きな人できないかな~」


「そうなんだぁ。…あっ、安元くんとか」


仲良さそうだし。


「…陽斗?アハハ、ないなぁ~。愛梨は?アイツあんなだけど、結構モテるよ」


「えぇっ!?あたしも、ナイ!」


思わず叫んでしまい、それを聞いた春奈は大爆笑。


「おっかし~!そこまで否定しなくっても。さっきここにくるまで喋ってたんじゃないの?」


「そうなんだけどね…なんか、苦手。あっ、それと、安元くんとは同じマンションで…」


「へ~、そうなんだ?あのボロマンション…っと、こんなこと言ったら、ダメだよね?」


春奈はヘヘッと舌を出す。


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