【完】君しかいらない
「ねぇ、春奈~。さっきから気になってたんだけど、その中に何が入ってるの?」
紙袋には、ぬいぐるみが見えないようにハンカチがかけられている。
誤魔化すかと思ったら、フフッと笑うと、春奈は紙袋からぬいぐるみを出した。
「あーっ、ふわっくま!これ、どうしたの?ゲーセン限定のヤツじゃん」
「UFOキャッチャーで取ったんだ~。いいでしょ」
「うらやましーっ!こんなでかいの、なかなか取れないよ!?」
みんなが盛りあがってる中、あたしだけがアウェイ。
「ふわっくまって何?」
「これね、こっちでしか売ってないから、愛梨は知らないよね」
「そうなんだ?有名なんだ?」
それにしても、UFOキャッチャーで取ったんだね。
それを安元くんとのデートで取ったのかな、とか色々考えてしまう。
紙袋には、ぬいぐるみが見えないようにハンカチがかけられている。
誤魔化すかと思ったら、フフッと笑うと、春奈は紙袋からぬいぐるみを出した。
「あーっ、ふわっくま!これ、どうしたの?ゲーセン限定のヤツじゃん」
「UFOキャッチャーで取ったんだ~。いいでしょ」
「うらやましーっ!こんなでかいの、なかなか取れないよ!?」
みんなが盛りあがってる中、あたしだけがアウェイ。
「ふわっくまって何?」
「これね、こっちでしか売ってないから、愛梨は知らないよね」
「そうなんだ?有名なんだ?」
それにしても、UFOキャッチャーで取ったんだね。
それを安元くんとのデートで取ったのかな、とか色々考えてしまう。