【完】君しかいらない
手を伸ばして愛梨ちゃんの腕を引っ張ると、
「キャッ!」という声と共に、愛梨ちゃんが俺の胸の中にスッポリとおさまった。
それなりに重みもあって、柔らかくて…全然夢っぽくないんだけど?
「ばっ、バカ!!!奏太くん、離してーっ」
…ん?
愛梨ちゃんは、俺の胸でジタバタ暴れてる。
「俺、今夢見てんだよな~。だから何してもいーわけ」
「夢!?違うからっ、夢じゃないよ」
「おー、夢じゃなかったんだ?ハハッ、どーりでホンモノっぽいと思った」
「もうっ、笑ってないで起こしてよ!」
「んー…もったいないから、もーちょっと…」
俺が愛梨ちゃんを更にギュッと抱きしめてると…。
ガラッ!!
保健室の扉が、勢い良く開いた。
「キャッ!」という声と共に、愛梨ちゃんが俺の胸の中にスッポリとおさまった。
それなりに重みもあって、柔らかくて…全然夢っぽくないんだけど?
「ばっ、バカ!!!奏太くん、離してーっ」
…ん?
愛梨ちゃんは、俺の胸でジタバタ暴れてる。
「俺、今夢見てんだよな~。だから何してもいーわけ」
「夢!?違うからっ、夢じゃないよ」
「おー、夢じゃなかったんだ?ハハッ、どーりでホンモノっぽいと思った」
「もうっ、笑ってないで起こしてよ!」
「んー…もったいないから、もーちょっと…」
俺が愛梨ちゃんを更にギュッと抱きしめてると…。
ガラッ!!
保健室の扉が、勢い良く開いた。