【完】君しかいらない
「じゃーな」


そう言ったあと、安元くんは自分の家へと入って行った。


怖いと思ってたけど、なかなか親切な人じゃない?


しかも外国人のお友達か~。


日本語も喋れるって、バイリンガルなんだね、カッコいい!


あたしに外国人の友達ができたって言ったら、あっくんびっくりするだろうな~。


フフッ。


ご機嫌で家の中に入ると、家の中はもう結構片付いていた。






「うわ~、早いね!」


「でしょー?あら愛梨、お弁当は?」


お母さんに言われて思い出した。


「あ……」


「まぁ、いいわ。大分片付いたし、夕方どこか外に食べに行きましょうか」


やったー!


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