【完】君しかいらない
愛梨ちゃんの好意でここにいさせてもらってるわけだけど。
このウチから夜遅くに俺が出る姿を、もし近所のオバサンに見られでもしたら、迷惑かけるかもしれないしな…。
「嫌とか、そんなんじゃないです…。風邪っつってもそんな大したことないし。愛梨ちゃんに変な噂たっても、申し訳ないんで…」
「愛梨と?…大丈夫でしょ。それにしても、意外としっかりしてるのねぇ。もっと態度悪くて図々しい子かと思ってたのに」
へっ?
愛梨ちゃんのお母さんはフフッと笑ってる。
「お母さん!何てこと言うの!?奏太くんに失礼だってば」
「だって~、見た目と違って、とってもいい子そうじゃない。近所の人が奏太くんのこと、悪く言ってたのよね。だけど、聞いてたのと全然違うわ~」
「悪くって…そうなの!?けど今ここで言わなくても!奏太くん、ごめん!ホント、お母さんは一言多いんだから~っ!!」
このウチから夜遅くに俺が出る姿を、もし近所のオバサンに見られでもしたら、迷惑かけるかもしれないしな…。
「嫌とか、そんなんじゃないです…。風邪っつってもそんな大したことないし。愛梨ちゃんに変な噂たっても、申し訳ないんで…」
「愛梨と?…大丈夫でしょ。それにしても、意外としっかりしてるのねぇ。もっと態度悪くて図々しい子かと思ってたのに」
へっ?
愛梨ちゃんのお母さんはフフッと笑ってる。
「お母さん!何てこと言うの!?奏太くんに失礼だってば」
「だって~、見た目と違って、とってもいい子そうじゃない。近所の人が奏太くんのこと、悪く言ってたのよね。だけど、聞いてたのと全然違うわ~」
「悪くって…そうなの!?けど今ここで言わなくても!奏太くん、ごめん!ホント、お母さんは一言多いんだから~っ!!」