【完】君しかいらない
奏太くん、やんわり笑ってるし…いつもの冗談なのかな…。
誰にでも好き~って言ってそうだよね…。
会ってすぐあたしにハグとかしちゃうぐらいだし。
しばらく二人、無言で見つめ合う。
最終的には、奏太くんがあたしから目を逸らした。
「…もう、寝よっかな」
「う…うん。そーだね」
結局事の真意を確かめることをできないまま、あたしたちはお互いの部屋で寝ることに。
優しくて大人しくて、女の子みたいだったあの子が…ホントに奏太くんなんだ。
こうやってまた会えるなんて、思ってもみなかった。
…この数年の間に、かなり変わってしまったわけだけど。
さっきはびっくりした…。
奏太くん、急に真面目な顔になるんだもん。
いつもフザけてるっぽいから、ちょっとドキドキしちゃった…。
眠ろうとする度に、さっきの奏太くんの切ない顔が何度も頭に浮かんでくるけど、あたしはそれを必死で振り払うようにして、布団にもぐりこんだ。
誰にでも好き~って言ってそうだよね…。
会ってすぐあたしにハグとかしちゃうぐらいだし。
しばらく二人、無言で見つめ合う。
最終的には、奏太くんがあたしから目を逸らした。
「…もう、寝よっかな」
「う…うん。そーだね」
結局事の真意を確かめることをできないまま、あたしたちはお互いの部屋で寝ることに。
優しくて大人しくて、女の子みたいだったあの子が…ホントに奏太くんなんだ。
こうやってまた会えるなんて、思ってもみなかった。
…この数年の間に、かなり変わってしまったわけだけど。
さっきはびっくりした…。
奏太くん、急に真面目な顔になるんだもん。
いつもフザけてるっぽいから、ちょっとドキドキしちゃった…。
眠ろうとする度に、さっきの奏太くんの切ない顔が何度も頭に浮かんでくるけど、あたしはそれを必死で振り払うようにして、布団にもぐりこんだ。