【完】君しかいらない
そりゃ、ビビりだけどね!


どれだけビビるって、多分かなり大げさにびっくりすると思うよ!!!


「さ…さっき、数学のときだって…。あたしが前に出てるの見てられないとか、意味不明なこと言わないでよっ。みんなが誤解する…」


「勘違いすんなよ?別に他の男の目にさらされてるのが嫌とか、そーいう意味じゃねぇんだけど?俺はさっさと次の問題にいきたかっただけで」


「なっ…だったらあの場でみんなに弁解してよっ」


安元くん、冷やかされても余裕の笑み浮かべてるから、クラスの子はみんなそういう風にとってるってば。



「だってなー、めんどくせー。みんながそう思ってんなら、それでいーんじゃねぇの?」


「よくなーいっ!!」


あたし一人が騒ぎ立てて、安元くんはクールなまま。




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