【完】君しかいらない
自分の部屋で荷物を片付けていると……。


あっ、これ!


あっくんから引っ越し祝いにもらった腕時計だ。


引っ越しで傷つけたら嫌だから、直してたんだよね。


白い箱の中から腕時計を出して、左手にはめる。




うん。これで、あっくんと一緒にいるみたい。


思わずヘヘッて顏がにやけるのを抑えられない。


あっくんは、野球部で髪が短くて爽やかさんなんだ~。


思わず頭にあっくんの笑顔が浮かんだ。


電話したいな。








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