【完】君しかいらない
「何か今日一日で、変な連帯感生まれたかも。俺、お前のこと苦手だったのにな…」


「えっ、そーなの!?だから…いつも睨んでたんだ?」


「それはお前がとんでもないことばっか言うからだろ?」


「とんでもないことって、ひどーい!!」


「ま、出会いが最悪だったしな…」


うん、まぁそれはそーだね。






出会い方一つで、印象ってすごく変わるよね。


あたしたち…


普通に出会ってれば、お互いどういう印象になってたのかな。


クラスメートとして。


みんなに憧れられている、安元くん。


綺麗な顔をしていている、クールな学級委員。


そして同じマンションのお隣さんで…。




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