【完】君しかいらない
あ!そうだ。
誰かと比較したらわかってもらえるかな。
「えっとね。奏太くんと比べるなら…。見た目は奏太くんが白で、安元くんが黒なの」
「ほぉ…」
「奏太くんって、ちょっとフワフワしてて天然ぽいときあるし白いイメージ。安元くんは、一見とっつきにくいし、イジワルだから黒いイメージ。
だけど、安元くんって中身は白なのかなーって。ちゃんと話したらひねくれたりしてないし、わかりにくいけど、いつも結構優しいし…ホントは、白なんだなーって思って…」
あたしがそう言うと、安元くんは照れてるのか通路側に顔を一瞬背けた。
「別に優しくなんてしてるつもりねーけど…」
「ううん…優しいよ。今日だって、あたし重いのに駅までおぶってくれて…。口は悪いけど、転校してきた日だって、あたしが春奈と仲よくできるように、机を真後ろに置いてくれたり…」
「あれは…」
誰かと比較したらわかってもらえるかな。
「えっとね。奏太くんと比べるなら…。見た目は奏太くんが白で、安元くんが黒なの」
「ほぉ…」
「奏太くんって、ちょっとフワフワしてて天然ぽいときあるし白いイメージ。安元くんは、一見とっつきにくいし、イジワルだから黒いイメージ。
だけど、安元くんって中身は白なのかなーって。ちゃんと話したらひねくれたりしてないし、わかりにくいけど、いつも結構優しいし…ホントは、白なんだなーって思って…」
あたしがそう言うと、安元くんは照れてるのか通路側に顔を一瞬背けた。
「別に優しくなんてしてるつもりねーけど…」
「ううん…優しいよ。今日だって、あたし重いのに駅までおぶってくれて…。口は悪いけど、転校してきた日だって、あたしが春奈と仲よくできるように、机を真後ろに置いてくれたり…」
「あれは…」