【完】君しかいらない
物好きって…。


安元くんは、自分で自分のことをそんな風に思ってるの?


もし、一人でこのバスに乗ってたら…


あっくんとの電話のやり取りを何度も何度も思い出しては不安になって、


結局、一睡もできなかったかもしれない。







だけど…


隣に座っててくれて、あたしの話をジッと聞いてくれて、


それでいて、安元くんの気持ちも素直に話してくれて…。


だから安心して眠りにつくことができた。


安元くんって、落ち着いてるし、何だか不思議と安定作用があるんだよね。


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